[DXD] DRIFT & DIY - DIYレポート(painting2)

スプレーガンを使った塗装にチャレンジしよう! step.2

必要な機材・資材を揃えよう

コンプレッサー

スプレーガンの動力源となります。100V製品の中から選ぶ事になるでしょうが、塗装に使う物としてはホームセンターで1万〜2万円で売られているものでも大丈夫ですが、できればベルト駆動式のものが静かでいいです。
タンク容量は大きいほうがコンプレッサー再稼動までの時間が長くなり実用上有利です。

ここで目がいきがちなのが馬力や吐出量ですが、スプレーガンで塗装をするというだけならさほど必要としません、ただエアーサンダーなどを導入される場合はこのあたりも考えたほうが良いでしょう。 ただし2馬力・3馬力と謳っているものが多数ありますが、実際100Vで動作するコンプレッサーには限界があるのであまり信頼性はありません。

またコンプレッサーにはオイル式・オイルレス式のものがあります。これはオイルレス式が塗装に向いています、オイル式はごく微量の作動オイルがエアーに混じる事がある為です。 どちらでも出来ない事はありません。大事なのはエアーの水分を取る事です。最低でも簡易タイプでよいので水抜き/オイル抜きフィルターを設置するようにしましょう。

エアーダスター・エアーホースも忘れずに用意しましょう。カプラーのサイズに注意して下さい。

静音オイルレス
エアーコンプレッサー
タンク容量 30L
ベルト駆動式
エアーコンプレッサー
タンク容量 58L
エアーホース レギュレーター付
エアーフィルター
エアーダスター

スプレーガン

次に目玉のスプレーガンです。これはできれば良いものを使ってください、素人だから・・・と粗悪な安物を買ってしまわないようにしましょう。 あまり安いものはすぐに不調になったり良くないことが多いと思います。

スプレーガンの種類は主に使うものとして2種類あります。 重力式(上カップ式)はその名の通り塗料カップがスプレーガンの上に付いているタイプで、カップの角度も変える事が出来ます。 ただし右側にカップが付いているので左利きの人には扱いにくい、ただし左側にカップが付くタイプも少ないながらあります。 特徴としてはカップ容量が0.5リットル前後でトータル重量が軽く扱いやすい反面、安定性が悪い(スタンドを必要とする等)、広い面積の塗装では頻繁に塗料を注ぎ足さなければならないなどがあります。

吸い上げ式(下カップ式)は塗料カップがスプレーガンの下に付くタイプ。 塗料カップが大きく全塗装などの広い範囲の塗装に向きます。 安定性が良く塗料の補充も楽な反面、上カップ式に比べると重量が重い。

どちらを選ぶかはおまかせしますが、迷う方はとりあえず上カップ式をおすすめしておきます。 また上カップ式には塗料カップが金属製のものと樹脂製のものがあります。 樹脂製は塗料の残量が分かりやすかったり軽量だったりとメリットもあるのですが、耐久性が低いというデメリットもあります。 これは金属製をおすすめします、またフリーアングル・スタンディングカップというカップの角度をワンタッチで自由に可変する事ができるものがありおすすめです。 塗装中に角度を変えたい場合もネジを緩める必要もなく、ガンを置く時にもスタンド不要になります。

更に細かく行くと、ノズルの口径があります。基本的に使うのは1.3mm〜1.4mmまたは1.5mm以上のものになります。 1.3mmはメタリック・パールのベース塗装に、1.4mmはクリヤーやソリッド塗装に向いています。 基本的にベースコート(色)は粒子を細かくしてムラなく塗るという事です、逆にトップコート(クリヤー)はウェットに吹いてツヤを出すという事になります。 またサーフェーサー塗装には1.5mm以上が向いています。

そしてこれは難しい所なんですが、ベースコートとトップコート、更に厳しく言えば中塗り塗装(サーフェーサー)ではそれぞれ全く目的が違うわけですから、用途別にスプレーガンを揃えるのが理想です。 1丁だけ購入する場合は、1.4mmが万能と言えるでしょうか、もしくはノズルを交換して使うというのもアリかも知れません。 ちなみに自分はベースコート用とトップコート用は分けてます、サーフェーサーは現在安物ガンを使っているのですがやはりおすすめは出来ませんね。

おすすめしたいスプレーガンは、アネスト岩田の製品です。自分は美粧シリーズ W-101スプレーガン「金さん・銀さん」を使っています。


アネスト岩田 極み
スプレーガン カップ付き

塗料について

各塗料の入手先はネット通販か近くの塗料屋さんで購入する事になるでしょう。 ネット通販は価格が安かったりしますが、基本的にデーターを元にした調色になります。 車の塗装色にはマスターカラーデーターというものがあり、それを元に調色を行えば大体同じような色の塗料になりますが、 同じ塗装色でも経年や塗装条件によって各個体で微妙に色が違うのが実際の所です。

塗料を注文する際には、「シルビアの青」などではなくカラーコードを指定するようにしましょう、単にシルビアの青と言っても色々ありますからね。 出来る限り現車に色を合わせたいというような補修塗装の場合は塗料屋さんに行って現車調色といって現物のサンプル(フューエルリッドの蓋など)を持って行くと、それを元に出来る限り現車に近くなるように調色して頂けます。 ネット通販でもサンプルを送付して調色してもらえる所もあるかも知れません。 ただし現車調色したからといって完璧に色が合うというわけではなく、様々な塗装条件によっても変化します。

その他の資材等

まずシリコンオフ(プレソルベント)ですが、これは脱脂を行なう為の溶剤で、主に塗装前やパテ付け前に使用します、各工程で必要になるものですから必需品といっても良いでしょう。 コンプレッサーの項目でも触れましたが、水・油類(ワックス等も)は塗料の大敵です、失敗しないためにも用意しましょう。 またスプレーガンを洗浄するための溶剤もあります、洗浄用シンナーガンクリーナー(強力)などがあります、ガンを長く使うために用意しましょう。 洗浄用シンナーはガンの洗浄以外にもとにかく色々と使いますからこれも必需品ですね。
洗浄用が無い場合は塗料の希釈用のシンナーでも代用できますが、ラッカーシンナーはウレタン塗料を溶解できないので注意。

それからマスキングテープなどの小物類ですね、塗りたくない部分に使いますが外装パーツ単体の場合は使うことは少ないです、主に全塗装する場合でしょうか。 それから計りが必要です、塗料は重量で比率配合するためです。それほどシビアなものでもありませんからキッチン用品でも大丈夫ですが、デジタル表示の0セットが出来るものがおすすめです。 なぜかというと塗料カップや調色カップの重量を差し引いて計測したり、塗料や硬化剤それぞれの重量を測れたほうが便利なのです。 ただ塗料やシンナーがたれて汚れたり変質したりするのでラップや布などで保護して使ったほうが良いでしょう。

そして塗料を調合する時には調色カップが必要になります、樹脂のフレーム製で使い捨てのビニールカップを装着して使うようになっています。 また塗料を攪拌する為の攪拌棒攪拌ヘラなども必要になります。 そして調合した塗料を塗料カップに注ぐ時にストレーナーが必要になります。 使い捨ての紙製のものから再利用が効く金属性の茶漉しタイプがあります。 その他にも色々と小物はありますが、必要に応じて揃えましょう。

計りと調色カップ
計りと調色カップ

ストレーナー 調色カップセット

次のページでは、基礎の知識とテクニックをご紹介します。