[DXD] DRIFT & DIY - DIYレポート(20060430)

S14シルビア - タイヤを手組み交換する

2006年04月30日

タイヤの手組みの方法を、自分の経験からの方法でご紹介します。
慣れれば誰でもできます! ぜひチャレンジしてみてください。携帯片手に撮影しながらでも出来るくらいですから。

所要時間としては、テキパキやれば取り外し・組み込みで1本10分以下も可能です。

このレポートでは、215/45/17のタイヤを8JJのホイールに組んでいます。
多少引っ張りタイヤのほうが余裕が出てきます。もちろん適正サイズでも組むことはできます。
最初は扁平率が高いタイヤから練習していくと良いでしょう。

また多少のキズがリムの角に付きますので、キズが付いても良いホイールで行なってください。

用意するもの

まずビードブレーカーですが、これは用意したほうがいいです。
パンダジャッキを使って・・・などと色々方法がありますが、長く続けていくなら絶対必要ですし、作業効率も違います。
上の写真のものは(株)バンザイへ電話で問い合わせて購入したものです。
注意点としてバイク用のものを良く見かけますが、使えません。

次にタイヤレバーが必要です。最低2本あれば出来ない事はありませんが3本は欲しい所です。51センチを2本、36センチを1本使用しています。
20インチはメインとして使用、14インチは組む際ビードが上がってこないように押さえつけたり、レバーを差し込む隙間を確保するなどの補助的に使っています。ビードヘルパーを使うのもアリかも知れません。
また、キズ付きを防止するゴムラバー付きのものもあるようです。リムを保護するリムプロテクターなどもありますのでご参考に。

そして、ビードクリーム(ビードワックス)が必要です。(使用にはハケが必要)
KURE 5-56やタイヤワックススプレーなどでも代用できますが、やはりおすすめはビードクリームです。
その他にムシまわしエアゲージ&エアチャック又はタイヤゲージなどが必要です。

コンプレッサーはあればベストですね。
手組みのためだけに買うのもなんですが、今後エアツールを使う予定があるのなら購入してみても良いかもしれません。
ない場合は、ポンプ式の空気入れでも出来ない事はないですが、ビードが上がらない場合もあります。


−作業手順−


■タイヤの取り外し


まずムシ回しで、ムシを取り外して、エアーを抜きます。


そしてビードブレーカーで、ビードを落とします。
リバースリムのホイールの場合は裏側から落としてください。


このような感じで、なるべく根元を狙います。
15〜16インチなら問題ありませんが、17インチクラスになってくると根元を狙わないとそう簡単には落ちてくれません。
また、17インチの場合はビードブレーカーのレバーに鉄パイプを差し込んで延長して使っています。


1箇所落ちたら、場所を変えてもう2箇所ほど落とします。


そして、裏からも落とします。こちらは簡単に落ちるはずです。


ビードが落ちるとこのような感じになります。


そして、タイヤの取り外しにかかります。
タイヤレバーは先がスプーン状になっているほうを使います。


そして、タイヤレバーをバルブ手前から差し込みます、これはバルブを保護するためです。
リバースリムのホイールは裏側から初めてください。


そうしたら、テコの原理でビードをめくりあげます。


めくりあがったら、もう1本のタイヤレバーでその隣から更にめくり上げます。
タイヤレバーは45度くらいの角度に差し込むのがポイントです。
また一度にたくさんめくろうとせず、少しずつコマメに進めていかないと上手くいきません。レバーが差し込めるギリギリまで寄せましょう。


このような感じです。


そうしたら最初の1本を抜いて、それを使って次のビードをめくっていくようにします。
交互に使っていくわけですが、それだけではビードはめくれてきません。


こんな感じで、めくろうとする場所の反対側のビードを落としてあげます。
ビードをめくって行くうちに、硬くて上がらなくなってきます。この時に足のつま先なんかでぐいぐいと押し込んでやるわけです。


これは半分程度めくれてきた所ですが、反対側のビードがめり込んでいるのがわかりますか?
この状態にならないと絶対に先へ進めません。


そうこうして、ぐるりと一周すれば片面は終了です。


ここまでくればあと一息です。


タイヤレバーを2本差し込んで、少しずつこじって外していきます。


ここまでくれば、後は手で簡単に外れます。


外れました。


■タイヤの組み込み


ビードクリームを用意します。
KURE 5-56やタイヤワックスなどでも代用できます。


ハケにたっぷりクリームをつけます。
クリームと言っても固形に近くしかも伸びが良いので1kgも買えばナカナカ減りませんよ。


こんな感じで、ビード部に塗ります。両面塗ってください。


そうしたら、こういう感じにタイヤをセットして手で押し込んでください。


ここまでは手で簡単に入ります!
205/60/15なんかのサイズだと手だけで入ってしまう事すらあります。


ここからはタイヤレバーを使います。
隙間が少ないので前もって2本差し込んでいます。


こんな感じでビードを広げながら、上から足で踏んでやると少しずつ入っていきます。


この程度なら、もう上から踏んでやるだけで入ります。


片面入りました。


外す時同様、バルブ横から始めます。
新品タイヤを組む場合は、黄色に着色してある部分をバルブにあわせてください。


撮影のため足で踏んでますが、手で良いのでレバーを固定します。


組む場合は、一気に反対側手前くらいまで行ってよいです。
要はビードがリムに引っかからないと先へ進めないということです。


そうしたら、またその先へレバーを差し込んでタイヤをはめ込んでいきます。


半分はまりましたね、ここからが勝負です。


基本的にこのような体勢で進めて行きます。


ビードを少しずつはめこんでいきますが、このあたりになるとテンションがかかってきつくなってきます。
なので、外す時同様足のつま先ではまっている部分のビードを落とします。


そうやって進めていくと、このようにビードが落ち、自然とめりこんでくれます。ここまでくればビードが上がってくる事はないので、その心配はしなくて良いです。


更に終盤にさしかかると、レバーを差し込む隙間がなくなってきます。
ここで短いタイヤレバーの尖ったほうを差し込んで隙間を作り、はめこみに使うタイヤレバーを差し込むわけです。


その時に、あらかじめ2本差し込んでおくと楽です。一度ではいけませんからね。


組めました!


ムシを取り付けます。
ムシを付けずにブローガンを使っても良いです。


エアチャックでエアーを入れてビードを上げます。
パンッ!という音と共にビードが上がりますので、ビード付近に手を入れたりしないよう注意してください。


エアーを充填し、漏れが無いことを確認して完了です。厳密にするなら石鹸水をスプレーで吹きかけてチェックしましょう。

ポイント

組んだり外したりする際、ミチミチという音がしたらビードが切れかかっているサインです。反対側のビードが落ちていない事が原因なのでよく注意してください。

基本的にハイグレードタイヤやブリジストンのタイヤはサイドウォールが硬く、組みづらいので慣れてきてからチャレンジすると良いでしょう。またインチに関わらず扁平率が低いタイヤほど、難しくなります。

すべては、経験と慣れでどうにかなります! 諦めずに205/60/15などの簡単なサイズから初めてみましょう。